トライアル/光ディスク

送られてきたチェッカーのトライアルを返送しました。

自分で一から訳するトライアルとはまた違った類の神経を使うものだなとしみじみ感じました。

三単現のsが抜けているとか、原形であるべきところが現在進行形になっているとか、あるいは同一用語に異なる訳語が当てられているとか(もっと単純なところでいえばピリオドが落ちているとか)、そういった細かな引っかけ的なものが散りばめられているわけですが、自分で訳した文章ではない分、翻訳そのものとはまた別の難しさがありました。勉強になりました。

このトライアルを受ける中で、チェックとはいえただ漫然とミスを探すだけでは得られるものが少ないし、内容を理解できるようになりたいと思い光ディスクについて勉強したのですが、初めこそ反射的に「うっ」と思ってしまったものの、半導体の回路を基材上に作製するのと似たように、フォトレジストや成膜技術が使われているのだと気づいてから、だいぶ取っつきやすく感じるようになりました。

 

新たに2件、トライアルに応募しました。現在その2件は返信待ちですが、様子を見つつさらに応募していこうと思います。

 

以下、光ディスクノートから。

===

光ディスクとは?

■概要

・主として2種類ある

1.生産工場で予め情報が記録されるもの(プレス版)

→グルーブからピット(ディスク上に空けられる微細な凹み)を作製する

 

2.ユーザーが任意の情報を記録できるもの(記録型)

…の中でも、ライトワンス型とリライダブル型がある

・塗膜された有機(又は向き)色素をレーザー照射によって化学変化させる

・アモルファス材をレーザー照射によって結晶構造に

→再びレーザー照射により結晶構造を解く→リライダブルに

 

※いずれにせよ原盤(スタンパー)の作製が必要(半導体作製でいうところのガラスマスク)

☆スタンパーは鯛焼きの焼き型のようなもの

===

■光ディスクの作製工程(大まかに)

原盤(スタンパー)を作る

→スタンパーを型としてポリカーボネート基板を作る

→基材の表面に記録層などを形成する

===

■スタンパーの作製工程(マスタリング

ガラス基材を研磨する(表面を平滑にする)↓

ガラス基材にレジスト剤を塗布(フォトレジスト技術の使用)↓

レーザーを照射してらせん状のグルーブを円盤状に露光する(カッティング)↓

現像する(露光部が除去されるポジ型)→グルーブが形成される↓

導電処理(ニッケルメッキ)→電気を通さないガラスマスターに電気が流れるようにする↓

(先に成膜したニッケルを電極として)電解メッキを行い、スタンパーを複製する(凹凸が反転したものが作製される)→メタルファーザー(マスター)が作製される↓

メタルファーザーからさらに電解メッキによってメタルマザーが作製される(凹凸は反転している)↓

スタンパーの大量生産(複製)が可能に

これらのスタンパーからポリカーボネートディスクを作製する↓

☆整理

・メタルファーザーはガラスマスターからは凹凸の形状が反転している

・メタルマザーはガラスマスターの凹凸の形状と同一

研磨、打ち抜き↓

完成!

↑書き込み型の場合は以上

↓ROM型(プレス版)の場合は、ここからさらにディスク上に任意のピットを作製する

===

 

レーザー光線によって記録を書き込み、同じくレーザー光線の反射によって記録を読み取る

■メリット

光を使用して読み書きする

→磁気ディスクよりも埃、指紋の付着などの影響を受けにくい

■デメリット

・大容量化が難しい

→レーザーの波長長さで記録密度の限界が決まるから(半導体作製と同じ)

→さらに、基材の材質(例えば、ポリカーボネート)によっては可視光線よりも短い波長である紫外線が使えない(紫外線を吸収して劣化するため)。

【対策】

・記録面の多層化

・ホログラム技術(立体的に情報を書き込む←記録面を多層化するわけではない)

→レーザー光の角度を変えることによりディスク上の同一箇所に複数ページを書き込める

参照:http://www.keyman.or.jp/at/30008344/

(ホログラムの例:紙幣の偽造防止用ステッカーなど)

・液浸(マスタリング時)

→屈折率を調整することによって、同じ波長の光線でもより微細な加工を可能にする

など

一日一日無駄にすることのないように

法事やご不幸事などでバタバタしつつも、勉強時間にはなるべく影響を出さないように…と心がけつつ。今週はちょっと思うようには進められませんでした(一日平均5~8時間)。ただ、その分時間いっぱい集中はできていたかと思います。

 

ご不幸事…といえば、私は今二十代なのですが、昔の同級生の中でも既にご病気などで亡くなられている方も何名かいらっしゃって、人生は何があるのか分からないんだ、自分の意思とは関係なく突然幕を引かれてしまうこともあるんだ…ということを、改めて強く感じました。

今、健康に仕事をして、勉強できていることに感謝しつつ、一日一日無駄にすることのないように、自戒しようと思います。

 

トライアルに応募しました。

集中して取り組んでいきます。

3月12日~3月23日

1週間以上、記事入れが空いてしまいました…。

 

この間、まずはseparation と recovery のチャンクを収集してみました。

やっぱり、分離と回収というセットでの使用例ばかりでした。

分離膜や蒸留器、回収器などの装置の働きとして使用されていることが多かったので、

この機会に、ろ過や蒸留についてのノートを作成。

 

あとは明細書の翻訳を2件(接着テープとポリマーゴムの硬化)。

明細書の本題そのものではなかったのですが、

実施例の中で出てきたプロピルアルコールの「無水化(drying)」について、

操作がイメージできていないなと思ったので、勉強。

 

今日のところはざくざくと動画を見たり、

検索でヒットしたページを読んだりしていたのですが、

まだきちんと整理や体系化ができていないので、

以前ビデオでアドバイスいただいたノート作成法を参考にして、整理整頓しようと思います。

 

 

3/12~3/22(90H)、3/23(13H30M)

CV改定

separation and recoveryのチャンク収集

重合と接着剤のノート更新

対訳+翻訳の②、③を完了

 

3/24予定

翻訳④

CV改訂

英語版CV作成

3月8日~3月10日、そしてセミナー参加

土曜日は藪内さんの丸裸セミナーに参加させて頂きました。

 

特許翻訳者としての仕事の仕方や、仕事をしながらの勉強の仕方、デビュー前にはどのようなやり方で勉強をしていたかなど、そういった実務的な事柄ももちろんとても参考になったのですが、

その背後にある藪内さんご自身の思想や人生観、人間観などに共感したり、今の自分にはまだ見えない世界をどうやって見ておられるのかを考えさせられたり、

物事を最速で立ち上げられる方のスピード感や行動力、フットワークの軽さを生で感じて、

そういった部分でいただいた刺激こそが貴重で得がたいものでした。

 

お金を払って何らかのセミナーに参加するという経験が、記憶にある限りではこれまでになかったのですが、

特定の何かについてのノウハウを伝授する、というだけではなく、プレゼンターご自身の価値観や人生観、築き上げてきた唯一無二の人間性、これまでの生き方などを言語化して、「売り物」にすることでもあるんだなと感じました。

 

「参加して良かった」と感じていますが、本当に「参加して良かった」ことにするのは、これからの自分。

帰宅後は早速、CVを改訂。明細書読解の訓練の仕方や請求項との取り組み方など、ご紹介されていた勉強法を実践し始めました。

 

他の受講生の方々ともお話をして、既にフリーでお仕事をされている方、特許翻訳者としてのキャリアをお持ちの方などのエピソードや裏話などもたくさん聞かせていただいて、ああ、そういうことがあるのか、こういうこともあるのかと、今までイメージできなかったことがぼんやりとでもイメージできるようになりました。

そして単純に、とても楽しい時間でした。懇親会後の二次会にも途中まで参加させていただきましたが、時間が許すのであればもっとお話ししたかったものです。

でも、まずは自分も早くラインを超えたい。あくまでまだ「勉強者」である自分から、早く脱皮したい。

淡々と実直に、やるべきことをやっていきたいと思います。

 

 

勉強記録

3月8日(12H30M)…対訳+翻訳①

3月9日(14H)…対訳+翻訳①、ビデオ6本

3月10日(8H)…対訳+翻訳②

3月11日(6H?)…ビデオ3本、表面処理の参考書(電車で移動中に)

CV改訂と調べ物(セミナー帰宅後)

3月10日は確定申告に行ってきました。申告そのものよりも、駐車スペースを確保することの方が大変でした…。

3月4日~3月7日

【懸濁重合について復習】

懸濁重合とは?

http://www.negamikogyo.co.jp/?page_id=18#sol0(引用)

http://www.chem-station.com/blog/2015/05/negamichemical.html(参考)

ビニル基をもつモノマーのラジカル重合を行う際に用いられる方法の一つ。媒体(主として水)に不溶なモノマーを媒体中で激しくかき混ぜると分散、懸濁し、0.01~1mmの大きさの液滴となる。これにモノマーに可溶な開始剤(例:過酸化ベンゾイルやアゾビスイソブチロニトリルなど)を加えて行う重合が懸濁重合である。また、ポリウレタンのような重付加反応を懸濁状態で行う場合もある。

重合は、モノマーの液滴中で進行し、粒子状のポリマーが得られる。モノマーとして、酢酸ビニル、スチレン、メタクリル酸メチルなどを用いて懸濁重合させると、真球状の粒子が得られるので、このような場合はパール重合と呼ばれる。液滴内での重合は、本質的には塊状重合と同じであり、重合速度および重合度は大きい。懸濁重合では、重合が進行すると、モノマーの液滴はモノマーを溶媒とするポリマーの濃厚な溶液となり、液滴同士が粘着しやすくなる。そのため重合は、よく分散するように激しく攪拌しながら行う必要があり、また液滴を安定化するために、ゼラチン、デンプン、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロースのような水溶性ポリマーや、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムなどの不溶性粉末を加える。

生成ポリマーの粒子の大きさは、攪拌速度によっても変化する。また、重合中に発生する重合熱は、周囲の媒体によって除かれるので局部過熱が起こらず、温度の調節が容易である。懸濁重合は、重合度の大きいポリマーが得られ、また生成ポリマーの単離が容易であるので、成形材料用のポリマー、例えばポリスチレン、ポリメタクリル酸メチル、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニルなどを得る目的で、工業的製造法として多く利用されている。

===

この粒子状ポリマーを利用するとき(接着剤など)、

分散安定性が重要となる

 

http://www.ms-scientific.com/home/atoz/wuti(引用)

【第一回】分散性・分散安定性・凝集状態の意味するところ

「分散性」とは微粒子化のし易さ、液中で凝集している粒子のほぐし易さ(し易いことをどんな物理量で表すかが難しいが・・・)を指すことが一般的である。しかし、実際には、「分散性」の言葉の中に「分散安定性」も含めてしまい、とくに区別せずに使われる場合もある。ISOのTR(Technical Report)-13097では、この「分散安定性」を定義しているので紹介しよう。

分散安定性とは「分散状態が時間の経過とともに変化しないこと、あるいは変化に対する抵抗が大きい様子」と定義されている。ここで言う変化とは、凝集や合一だけでなく、沈降や浮上(クリーミング)、オストワルドライプニングなども含んでいる。

したがって、ゼータ電位だけが分散安定性のパラメータではなく、沈降や浮上に対してはストークスの式(後日、取り上げる予定です)の中に含まれる粒子密度、粒子径、溶媒密度、溶媒粘度などもパラメータとして考慮すべきなのである。

ちなみに、「分散性」のパラメータは粒子-溶媒間界面エネルギー、濡れ性であるが、裏を返せば「凝集力」のパラメータとも共通している。粒子間の付着、凝集力は分子間力(London-van der Waals力 )や表面の吸着水分その他の介在物の存在、帯電、磁性などが主要な原因と考えられているので、分子間力や水分の吸着(親水性)が「分散性」の鍵を握っていることになる。

こうして考えてみると、「分散性」と「分散安定性」の駆動力は大きく異なるので、製造現場で遭遇する問題を解決する場合にも、いずれの特性が関係しているのかを見極めることこそが、解決の糸口といえるのではないだろうか。

===
3/4(9H)

・ビデオ視聴(5本)

・トライアルレビュー

3/5(10H)

・トライアルレビュー(TM,MT修正)

3/6(11H)

・トライアルレビュー(TM,MT修正)

3/7(12H30M)

・対訳吸い上げ

(集中力が切れてしまったときには、物理の散歩道を再読)

3月1日、2日、3日

特に夜間に、もっと注ぎ込めるはずなのにまだ無駄にしてしまっている時間や、集中力を乱してしまっている時間がありました。

その日によって変動はありますが、30M~1Hほど。無駄は殺して、最大限に詰め込んで、やるべきことを淡々とやっていこうと思います。

 

3/1(8H)

・ビデオ(15本)…移動先で

・マインドマップ(2枚)

3/2(10H30M)

・前日の復習

・ビデオ(トライアルレビュー8本)…移動先で

・読書(粉体、粒子)

3/3(6H)

・読書(粉体、粒子)…移動先で

・トライアル再翻訳(表面改質)

 

トライアルの反省点

資料や情報は、ネット上にわんさか溢れている。

問題は「探せるかどうか」…本当にその通りです。

そして、自分の場合はもう一つ、「根拠のない思い込みをしない」「その思い込みに合わせて資料の読み方をねじ曲げない」ということも強く意識しないといけない、と思いました。

「分からない」状態から「分かる」状態へのもっていくことの大切さ。

自分が何もかも「分からない」状態にあるんだという自覚を持つこと。

 

どうやら私には、何かについてまだ「分からない」状態なのに、かなり初期の段階から妙な思い込みを持ってしまう思考の癖がある。「分からない」んだということを「分かっていない」。この致命的な悪癖に今まで、本当の意味では気づけていなかった気がします。

そしてその「思い込み」に合わせるように、「誤った結論」ありきで収集した資料を読んでしまう。

他の可能性を検討しない。

結果的に100%間違いの答えをはじき出してしまい、しかもそれに全く気づいていない。

あまりにも致命的な、最悪のパターンです。これを踏み続けていたんだなと。

 

…いや、あんた(自分のことです)、そんなに頭の中身詰まってないし、もっと謙虚になりなさい、無意識のうちにとんでもない思考回路をしているんだから、というところです。

何らかの課題に対面したとき、何も「分からない」んだということを意識して、「分かる」にもっていくための作業をする。そのプロセスを自分のものにすることが大切。

それができなければ、その場限りの使い捨ての知識を掻き集めているだけで、レバレッジは利かない。

 

それに、特許明細書は必ず「何らかの技術とその新規性、それがもたらすメリット」を主張しているのだということを忘れないようにする。

その部分を無視したままで、漫然とキーワードを列挙して調べまくるだけでは、結局一番大切なところを見逃して、最終的に何も分かっていない、となる。自分はこのパターンも多い。

今回のトライアルなんてまさにこれです。

 

気づけて良かった、と思います。

正確に言えば、気づかせてもらった、です。今は本当に恵まれている状況にいます。寝ぼけていたら何度でも叩き起こしてくださる方がいる。早く一人で立てるようになりたいし、こうやって恵まれている間に力をつけないといけない。

問題は、いかにして同じ間違いを二度と繰り返さないようにするかということ。

「自分がどこで間違ったのか?」

「どういうところが駄目だったのか?」

「どうすれば防げるのか?」

「どうすれば『差』を埋められるか?」

思考をノートに書き出して、分析しました。前回の自分がどこで決定的に躓いていたのかを。(本当に初期の初期で大コケしています)

「また同じ間違いを繰り返してしまうかもしれない」という不安は、こうやって一つずつ行動することで緩和していきたい。

トライアルに落ちることよりも、何よりも、同じ過ちを繰り返すことのほうが遙かに耐えられません。

受かるか落ちるかは問題ではない、本当にその通りです。身につけるべき力が身についていないのに、仮にマグレで受かったところで、お先が短く暗いにもほどがある。

 

ビデオを見て、自分との「差」を意識しながら、もう一度トライアル課題をやり直しています。

たった一日くらいしか経っていないのに、前回とはぜんぜん違って見えるのだから(そして前回の自分の訳文のちぐはぐさの凄まじいことも)、これが今の自分の修正すべき「ズレ」であり埋めるべき「差」なんだなと思います。

トライアルはスルメのように、味が出なくなるまで噛みつくさないといけないんだと。

120%の訳文を生み出せるようにならないと。

 

…この記事をもって2月の総括としようかな。

3月は2月の自分よりも、加速度的に力をつけたい。頑張ります。